2010年12月31日金曜日

2010年に感謝!

年末(31日)時点で、3383km、1103日連続。

2010年は思い出深い1年だった。
一言で言うと、人生で「生まれて初めて自力で切り開いた年」のような気がする。

若い頃は、景気が拡大傾向だったり、不況でもIT業界がそれほど大きな打撃を受け
ていなかったり、お客様の業種が堅かったり、要するに「運」が良かった。
そういう他力に頼った生き方だった。

今年は、仕事を自力で企画できたし、創出もできた。そして評価もされた。
私一人の力ではなく、一緒に頑張ってくれた社員や仲間たちの力に負うところも
多かったが、自力から始められたことが重要だった。


2010年の始まりに「なくて」、今「ある」ものがたくさんある。
それは「新しい仲間(連携)」や「新しいお客様」や「新しい実績」や、「Ruby
センター」という新しい拠点だ。
そして一番大きいのは「自力で切り開いていけるという確信」である。


自力などというと誤解を招きかねないが、単なる思い上がりではなく、自力が他力
を呼んできてくれるという、引き寄せの不思議さが確信に変わったということだ。
他力に心から感謝だ。


運もあった。
それは、2010年がソーシャルメディア「普及元年」だったことと、集まって
くれていた人たちが、既にその道の達人だったことだ。彼らにすべてを教えてもら
った。

急速に「情報」なり「人脈」を拡大できた背景には、twitterやfacebookの存在が
ある。それらが重要な役割を果たしてくれた。

かつて、人同士が知り合って、情報を交換して、お互いを信頼するに至るには、
かなりの時間と労力を費やさなければならなかった。
それが、twitterやブログで仲間の発言や行動を眺めることで、人の日常が見える。
そうすると、私の回りにいる彼ら彼女らが、とても純粋で人のことを思いやって
いて、無償で惜しみなく情報を提供し、そして、微笑ましいほどに不器用なこと
までも、何となくわかるようになった。そういう人たちは信頼できる。
きっかけがあれば、いつでも連携できる下地が出来上がった。


人は、現実的には、時間と場所の制約を受け、同時に多くのことができないが、
SNSは、それをちょっとだけ可能にしてくれる。
バーチャルが素晴らしいのではなく、それを通じて人同士が多くコミュニケー
ションを行ない、理解し合い、結果としてリアルが充実していくことが素晴ら
しいのだ。

しかし、今年の初めに「あって、今「ない」ものもある。
大事な人を二人失った。仕事を支えていただいていたかけがえのないお二人だ。
3年前の夏にも、かけがえのない無二の親友を突然死で失っている。
あれから、なんとなく、彼の分まで行きて行こうと思っている。
生きている人、亡くなった人のことも含めて、50代という年齢は、人の分まで
しっかり生きていかなければならないと思っている。


最後に、新しいことにばっかり関わっている私の留守を、しっかり守ってくれて
いた会社のメンバーや、家族に心から感謝する。
すべてはそれがベースだからだ。


2011年は、大いに人に影響を与え、その人の中にある「変化への種」が芽吹く
のを助け、自分自身は「新たな大いなるアウェー」に向かってつき進む。

2011年の年末のブログに、私はこう書く。
「思いもよらない素晴らしい1年だった。今年も多くの人に支えられてここまで
来れた。ありがとうございました。」と。

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