今日も3km走った。通算3368km(連続1098日目)。
雪が舞う、寒い午前中だった。
私が尊敬する、少ない年長者の一人である、森 洋一さんの新著を読んだ。
森 洋一さんは、カリフォルニアのサンノゼ在住で、去年の福岡県シリコンバレー
ミッションでお会いした。
その知識の深さに、久々に自分より年長で、新しいITの世界で輝いている人を見た
思いをした。
その後、メルマガをいただいたり、著書を読んだり、影響を受け続けていた。
恐れ多いが、感謝の気持ちを表すために、お礼のメールを書いたら、すぐに返事が
来た。驚いた。
新著を購入した旨お伝えしたら、「是非、書評を」とのことでしたので、アマゾンに
昨晩書き込んだ。
そうしたところ、早速、お礼のメールがきていた。一流の方はさすがにきめ細かい。
来年は、帰国の際に、是非、福岡にも立ち寄っていただけるようお願いした。
実現する可能性は大きい。
書評(カスタマレビュー)は以下のとおり。
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「これは「情報書」ではない。日本人に対する「愛ある」警告書だ。」
本書が、米国のクラウド最新事情をつぶさに書き尽くしている価値とは別に、
私は、第1章の「日本のクラウドは大丈夫か」に強く共感した。
「クラウドは集合知の世界」、「コミュニティこそ生命線だ」、「代わった主役の
座」という内容を読んで、言葉として理解するのは簡単かもしれない。
しかし、「集合知というもの」、「コミュニティというもの」を体感できている人は
意外に少ないと思う。
「見知らぬ人の知識をどうやって短時間で信用するのか?」、「コミュニティという
一見散漫な組織の中にいる人の価値をどう評価するのか?」という問いに、大多数の
ITの世界の住人が答えられないからだ。
その価値を知っている人は、実際に人々と会うのと同時に、SNSと総称される
クラウドサービスの、「WIKI」「twitter」、 「facebook」、「ブログ」などを
通じて、その人が、人々とどうつながって、どういう情報を発信し、どれだけ
献身的に人々を支援しているかを、短期 間で確認することができる。
なぜならば、彼らは常に、人とのネットでの対話や、日々の生き方や、人生哲学を
新しいITを使って表明しているからだ(IT的な表現手段を使わない(使えない)人
にも、当然素晴らしい人はいるが、リアルに触れ合う人が少ないので、影響はどう
しても限定的になる)。
最初に「仕事やお金ありき」ではない中で、彼らが活動する姿を見て、人々は
自身と重ね合って共感する。
これが、オープンソースをここまで育ててきた源泉であり、もう一歩先の、
「集合知が世界を創る」という所にまで繋がる思想である。
「リアルに会う・会話する」+「バーチャルでも繋がる」=「加速する世界=
主役が交代する世界」である。
私にとって本書は、技術書・情報書であると同時に、インターネット・クラウド
サービスが造り出す、新しい「知の世界」への指南書でもある。
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