2011年3月7日月曜日

amazon「東京リージョン」という「静かな、そして確実な衝撃」

先週末に、「Amazon Web Services ユーザグループ」の全体会合が東京であって、参加してきた。
東京で開催された、クラウド系イベントに合わせての開催。

タイミングは、 amazon「東京リージョン3月3日サービスイン」という、日本にとっての歴史的瞬間に符号したもの。



海外データセンターにありがちなネットワークレイテンシーの解決、データの東京リージョン内での保持など、今まで「Amazon Web Services」を選択しなかった理由のほとんどが解消された。

唯一残った精神的障壁は、「やはりパトリオット法は及ぶ範囲」という点だけだ。その気分もやがて解消されていくだろう。

クラウドセミナーでのパネルを聴いたが、「カニバる」という言葉が心に残った。

「カニバリズム」とは、人間が人間の肉を食べる行動のこと。

比喩表現で、現実的には、「クラウド事業を伸ばすと、自社のサーバ事業が減る」というような悩ましい現実を指す言葉。

片方で熱狂しながら、片方で冷笑する。お酒を飲んでも、酔い切れない感じ。
最先端にいる人たちも、私たちと同じ悩みを持っていること実感した。

もちろん、amazonの方たちは「ITデモクラシー」を志しているし、それはITユーザの幸せでもある。
そのことに全く異論はないし、彼らは素晴らい人々だ。

これから5年ぐらいかけて、パラダイムシフトが徐々に、確実に進んでいくんだろう。

2011年3月4日、私は「その始まりの現場」に居合わせた。

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