今日で3431km。1119日連続。
さすがにここのところ、寒い日が続いている。
今日、「コトラーが教えてくれたこと・女子大生バンドが実践したマーケティング」
という本を読んだ。
お恥ずかしい話だが、私は読書が苦手だ。
まともな本は、なかなか読むのに苦労がいる。
そういう意味では、「もしドラ」や、こういう本は助かる。
いい歳した経営者がこれでは、まるで失格だろうが仕方がない。
内容には大いに同感した。
人には、人を幸せにすることで喜びを感じる純粋な欲望がある。
企業や人の存在価値は、そこを目標に据えるかどうかだ。
気持ちがあっても、それを人に伝え、人を巻き込んで結実させる、そういう力が
ないと、思いは空転する。
私に欠けている視点は、「想いはあっても自信がなかったり」、「今いるポジショ
ンから動くことが怖かったり」、そういう人たちをも動かすような透徹した優しさ
だ。
今19歳の次女は、中学校の時、ブラスバンドの部長をしていて結構苦労していた。
自分のことはきちんとできるのだが、人をまとめるということについては、初めての
経験だった。
まじめな子で、あまり強く言えないことに悩んでいたので、 私が彼女に伝えた言葉
は、「リーダーシップは優しさだ」ということ。
彼女は彼女らしく、何とか部をまとめていった。
今そのことを思い出しながら、改めて私に欠けている資質はそこだ。
自己中心的なのだろう。
「優れてる・劣っている」、「前向き・後ろ向き」、そういう色分けをすぐにした
がる。
そもそも、それらは表裏一体。完全にどちらかだけを持ち合わせている人はいない。
ここに1枚の紙があって、表と裏がある。
表と裏を切り離そうとして、可能ならもっと薄くはいで見ても、2枚の紙に分かれて
ふたつの「表と裏」ができるだけのこと。
もっと、大きな気持ちで「表・裏」を併せて飲み込む度量が必要だ。
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